英検準2級の二次試験の面接を徹底解説！合格ライン、難易度、出題傾向や勉強法など面接を突破するための攻略法を伝授します！

英検準2級の面接では何が出る？配点は？

英検準2級二次試験の出題内容と配点

項目	内容	配点
音読	パッセージの音読	5点
Q1	パッセージの質問	5点
Q2	1つ目のイラストに関する質問	5点
Q3	2つ目のイラストに関する質問	5点
Q4	Q&A	5点
Q5	Q&A	5点
ー	アティチュード	3点
計	ー	33点

面接試験では、パッセージ(文章)の音読とその文章に関連した質問が5つ出題されます。

英検3級と違い音読する語数が30語程度から50語程度に増え、「問題カード」に記載されるイラストの数も一つ追加されています。

また、扱う内容が社会問題に関する内容になっていたりと3級と比べて内容自体が難しくなってきますので、理由を添えて自分の意見を述べる能力も重要になってきます。

また、英検の配点は細かく分かれており、アティチュード以外はそれぞれの設問ごとで採点がなされます。一度ミスをしても他の問題で十分取り返せますので、最後まで諦めず面接に臨みましょう。

試験の合格ラインは？

英検の合格/不合格の判定では、上で紹介した33点満点の点数はなく、最終的には「CSEスコア」と呼ばれる特殊な採点方法が使われます。 公式サイトによると（※出典）、英検2級二次試験の合格基準点はCSEスコアで406/600点となっています。

ただ、CSEスコアの計算方法は一切公開されていないため、上で紹介した33点中、何点を取れば合格できるのかは分かりません。過去の傾向を踏まえると、23～24点ほどで合格した人が多いので、ひとつの目安にしてみてください。

英検準2級二次試験の合格率は？

年度	受験者数	合格者数	合格率
2011	215,346	178,762	83.0%
2010	206,147	171,412	83.2%
2009	210,948	173,895	82.4%
2008	222,391	187,512	84.3%
2007	221,805	183,323	82.7%

2012年以降は公開されなくなりましたが、英検準2級二次試験の合格率は80%前後と比較的高い合格率となっています。また、二次試験の内容や採点基準など過去の試験から大きな変更がないため、合格率の大きな変動はないと思われます。

ただ、少なくとも２割ほどの不合格者が出ているとも考えられるので、決して油断せずにしっかりと対策をしていきましょう。

英検準2級の試験の流れと対策

ここからは実際の流れを説明していきます。

①入室から着席まで

自分の順番が来たら、面接官の指示に従い入室します。

入室時はまだ採点されていないので何を言っても大丈夫ですが、”May I come in?” と言ってノックする人が多いです。

②氏名と受験級の確認

氏名などを記入した受験カードを面接官に渡したあと、簡単なあいさつをします。

氏名を聞かれるほか、受験級の確認や簡単なやりとりをしますので、返答をできるようにしておきしょう。（ここでもまだ採点はされていないので、リラックスしてOKです）

③問題カードの熟読と音読

ここから試験が始まります。英検の公式サイト（出典）にサンプル問題が公開されていますので、こちらを基に解説していきます。

英検準2級の二次試験では50語程度のパッセージと2コマのイラストが載った「問題カード」を渡されます。問題カードを渡された際には “Thank you.” といったお礼も忘れないようにしましょう。

問題カードを渡されると20秒の黙読時間が与えられます。このときパッセージをひととおり読み、概要を理解することを優先しましょう。余裕のある方はイラストの確認をしておくようにしましょう。

20秒の黙読時間が終わったら面接官の合図で音読を始めます。

音読をする際には

①とにかく大きな声を出す
②「接続詞」「分詞」「関係詞」「動詞の前」「前置詞」を基準に意味のかたまりを意識する
③知らない単語は無視(予想して堂々と読む)

上記3点を意識してください。特に②の「接続詞」「分詞」「関係詞」「動詞の前」「前置詞」を基準に意味のかたまりを意識して読むと上手に音読ができます。

④問題カードを使った問題（Q1～Q3）

Q1ではパッセージに関する質問、Q2とQ3ではそれぞれのイラストに関する質問がされます。

これらの問題はパッセージとイラストを理解すれば答えられる問題ですので、黙読や音読をしているときに内容をしっかり理解するようにしましょう。

⑤意見を問うQ&A問題（Q4&Q5）

ここからは問題カードを使わずに試験が進められます。

こちらは英検3級とは違って、自分の考えとその理由を述べる必要があるため難度が高くなっています。日頃から身近な社会問題に目を向けて自分なりの考えを持っておくと答えやすくなります。

また、答える際には1文目で自分の意見を述べ、2文目で理由を述べるとGOOD。

⑥退室

Questionsが終了し面接官が退室するよう促すと同時に問題カードを返却するように指示されますので、 “Here you are.” と言って返却しましょう。
退出する際には “Thank you.” などひとこえ声をかけて退出しましょう。

アティチュードとは

アティチュード(attitude)とは日本語で「態度・姿勢」と訳される単語です。

ここでは、具体的に何を意識すればアティチュードで高得点が取れるのかを説明していきます。

・大きな声でハキハキと喋る

当たり前ですがとても重要なことです。声が小さくなってしまう人やゴニョゴニョ喋ってしまう癖がある人は特に、大きな声で話せるように練習しましょう。

・多少内容や文法が間違っていてもいいので自信をもって話す

多少の内容や文法のミスがあっても大丈夫、自信を持って自分の意見を述べましょう。
“Well…” といった表現を使って時間を稼ぐのでもOKです。

・何も言わない沈黙の時間をなるべく避ける

不自然な間は減点対象になります、 “Pardon?” と言った聞き返し表現を使い
なるべく沈黙を避けるようにしましょう。

・聞き返すのは1回まで（2回目以降は減点される）

先ほど “Pardon?” といった表現で聞き返すよう述べましたが、何度も聞き返してしまうと減点されてしまいます。
常に1回で聞き取れるよう集中して臨みましょう。

・1つの質問に対し2文以上で答える

“Camera.” のように名詞だけで答えず、”She has a camera.” のようにSVを使った文章で答えてあげましょう。

また、Q4やQ5などの設問は答える情報量が多くなっています。
相手にわかりやすく伝えるためにも2文に分けて答えるのがベストです。

過去問や予想問題集で練習しよう

英検準2級の二次試験については、英検ウェブサイトからサンプル問題（出典）をダウンロードできます。流れは毎回決まっているので、コミュニケーションが苦手な人でも、しっかり対策をすれば必ず合格できます、この記事の内容や参考書をもとにたくさん練習しましょう。

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